「テキーラ」にどんなイメージがありますか? 「アルコール度数が高くて、ショットで一気飲み!」なんて思っている方、それだけではもったいない! 伝統的な味わい方をマスターすれば、誰でもおいしく飲むことができるんです。銀座のエシカルレストラン「ETHICA」でその飲み方を聞いてきました!
テキーラって?
メキシコ発祥の蒸留酒であるテキーラは、「ブルーアガヴェ」と呼ばれる竜舌蘭(リュウゼツラン)という植物の一種からつくられます。アルコール度数は35〜55度と高めですが、実はウイスキーと同じくらい。ほかの蒸留酒とあまり変わらないと言われています。
テキーラは、ブルーアガヴェを100%使用したものと、51%以上使用してサトウキビの糖蜜を加えたものとのふたつに分かれます。そこからさらに樽熟成の期間などによって以下のように分類されるのです。
- ブランコ(Blanco|樽熟成をしない、または樽熟成期間60日以内のもの )
- レポサド(Reposado|樽熟成期間2ヶ月〜1年以内のもの)
- アネホ(Anejo|樽熟成期間1年間〜3年以内のもの)
テキーラを初めて飲む人も実践できる、おすすめの飲み方を見ていきましょう。
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オン・ザ・ロック
ロックグラスに氷とテキーラを適量入れたオン・ザ・ロックは、アメリカで親しまれている飲み方です。時間とともに氷が溶けて、ストレートで飲むより口当たりがよく、まろやかな味わいを楽しむことができます。テキーラを飲み慣れていない人は、100%ブルーアガヴェのものをオン・ザ・ロックまたはお湯割りで飲んでみましょう。
ストレート
テキーラそのものの味をガツンと感じたいなら、ストレートがおすすめです。熟成させた甘いテキーラには必要ありませんが、ライムと塩で味を調整しながら飲むのが本場流。そのやり方を見ていきましょう。
まずは手の甲にライムをひと搾り。そこへ塩をパラパラとのせます。
次にライムと塩を口に含ませましょう。これにはちゃんと理屈があり、ライムにはビタミンCで喉を守る効果、塩にはテキーラの甘みを増幅させる効果があるそうです。中にはライムをそのままかじる、なんて人もいるそうですよ!
テキーラをひと口飲んでみましょう。何もしないで飲むより味わい深く、身体にやさしくしみわたります。
チェイサー
テキーラのチェイサーといえば有名なのがサングリータ。ベースのトマトジュースにオレンジジュースを混ぜて、ライムを少し加えています。酸味、塩味、甘味が合わさったなんともいえない不思議な感覚です。シンプルなテキーラと交互に飲んで、お口の中をスッキリさせましょう。
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“強いお酒”というイメージのあまり、なかなかチャレンジしてこなかったテキーラ。しかし、そのつくられ方や味わい方を知ると、誰でも挑戦できるお酒だと実感しました! 興味のある人は、紹介した方法でぜひ飲んでみてくださいね。
※掲載情報は、2022年10月時点のものです。価格等は変更になる可能性があります。
「エシカル×伝統メキシカン」をコンセプトに掲げたレストラン。経産牛豚、オーガニック製品、通常は廃棄されてしまう規格外野菜などのエシカルな食材を使って、本格メキシカンを提供する。季節感のあるワインペアリングも話題。