カウンター焼き鳥の楽しみ方|串7本をコース仕立てで贅沢に堪能

カウンター焼き鳥の楽しみ方|串7本をコース仕立てで贅沢に堪能

焼き鳥といえば、大衆酒場の定番料理ですが、銘柄鶏の厳選部位をコースで堪能できる「カウンター焼き鳥」というジャンルもあります。みんなで賑やかに食べる焼き鳥も魅力的ですが、落ち着いたカウンターで、目の前の串に集中する体験も贅沢です。今回は、カウンター焼き鳥の楽しみ方を、東京・五反田の人気店「とり口」で取材してきました。

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【取材協力】とり口

カウンター席で店の雰囲気を楽しむ

カウンター席で店の雰囲気を楽しむ

今回訪れた「とり口」は、都内でレストランや酒場を展開する「それがし」グループ唯一の焼き鳥専門店。基本的におまかせコースのみの提供で、串7本、串9本、お食事付きの極コースの3種類から選べます。
鶏肉は山梨県産の「信玄どり」を使用。串を1本1本丁寧に焼き上げる焼手の手仕事を眺められるのも、カウンター焼き鳥の醍醐味でしょう。

前菜

前菜

今回オーダーしたのは、「極コース」。串7本に加え、お店名物の「玉子とカラスミ」、〆のお食事、甘味がついたコースです。アレルギーや苦手な食べ物がある場合は、スタッフに事前に伝えましょう。
まずは、カブとキュウリのぬか漬け、千切り大根、淡海地鶏のたたき(仕入れ状況により銘柄が変わる場合あり)の前菜3種類から始まります。

串7本と一品料理

串7本と一品料理

ここから、メインとなる串7本がスタートです。
味付けは塩とタレがあり、焼手が部位によってベストな味付けを施します。同店では、皿の右側にタレ、左側に塩と、1本ずつ焼き鳥が置かれていきます。

鶏肉のモモを使ったかしわ(タレ)

まずは、鶏肉のモモを使ったかしわ(タレ)。適度な脂肪と弾力があり、鶏肉のジューシーなうま味をもつのが特徴です。

つくね(塩)

続いて、つくね(塩)。表面は香ばしく焼き上げられ、ひと口噛むと、中からアツアツの肉汁が溢れ出します。タレで出されることが多い印象のつくねですが、塩でいただくことで、鶏肉の深い風味をダイレクトに味わえます。

鶏の食道部分を含めた気管を指すさえずり(タレ)

次に、鶏の食道部分を含めた気管を指すさえずり(タレ)。コリコリとした独特な食感が楽しめます。

鶏の心臓にあたる部位のハツ(塩)

こちらは、鶏の心臓にあたる部位のハツ(塩)。プリッと歯応えがよく、塩で素材本来のおいしさを味わえます。

夏野菜のズッキーニ

野菜串は、季節の野菜を使ったものを提供。今回は、夏野菜のズッキーニです。表面はしっかりと焼かれていますが、野菜のみずみずしさが残る絶妙な焼き加減です。

カラスミとたまご

串が5本続き、ここでお店のシグネチャー料理のひとつ「カラスミとたまご」が登場です。ポーチドエッグにカラスミパウダーがかかったものに、トーストがついてきます。

まずはポーチドエッグとカラスミをしっかりと混ぜますそれをトーストにたっぷりとのせていただきましょう

食べ方は、まずはポーチドエッグとカラスミをしっかりと混ぜます。それをトーストにたっぷりとのせていただきましょう。濃厚なカラスミの風味が鼻に抜け、口いっぱいに広がります。なんともリッチな味わいです!

レバー(タレ)

続いて、レバー(タレ)。舌触りのいいなめらかな食感がたまりません。

串のラストは、手羽先(塩)

串のラストは、手羽先(塩)。骨は抜いた状態で、食べやすいように切れ目をいれて提供されます。

最後の串が出される前に、追加したいものがあれば1350450円からオーダーすることができます。コースで登場する串以外にも、さまざまな部位の焼き鳥が用意されているので、気になるものがあればここで注文を。席の時間(2時間程度)には限りがあるので、頼み過ぎには注意しましょう。

テーブルには山椒と一味の2種類の薬味

テーブルには山椒と一味の2種類の薬味がセットされています。お好みで味をプラスしてもOK

食べ終えた串は、お皿の上に残さず、テーブルにセットされた専用の串入れへ

食べ終えた串は、お皿の上に残さず、テーブルにセットされた専用の串入れへ。

ナチュラルワインとあわせる

ナチュラルワインとあわせる

焼き鳥と一品料理に加え、アルコールドリンクも一緒に楽しみたいところ。
とり口では、スタッフが選んだナチュラルワインの品揃えが豊富。スタッフにお好みやその日の気分を伝えると、おすすめやペアリング風にワインを用意してくれます。
ワインのほか、ビールや日本酒など豊富なドリンクメニューが揃います。

〆のお食事

〆のお食事

最後は、〆のお食事です。親子丼、そぼろ丼、冷やし担々麺、数量限定の鰻丼から選べます。
この日いただいたのは、真ん中にうずらの黄身がのったそぼろ丼。お茶碗サイズの丼は、食事の最後にはちょうどいい量で、最後の最後まで鶏料理を存分に楽しめます。

食後の甘味

食後の甘味

食後の甘味も忘れずに。季節のかき氷、または、もなかサンドを選べます。
季節のかき氷は、ふわふわの氷に、本格的なメロンのシロップと刻んだマンゴーが乗っています。食後の口の中を、さっぱりとリフレッシュさせてくれるようです。

コースが始まったら、目の前の焼き鳥と自分だけの世界に入り込む。細かい作法はなく、自由に、楽しく食事をいただくことが何よりも大切です。
カウンター焼き鳥のお店には、高級店から肩肘張らずに楽しめるお店まであるので、ぜひお気に入りのお店と出合うために、カウンター焼き鳥の世界に足を踏み入れてみてください!

【取材協力】とり口

2018年にオープンした焼き鳥専門店。料理は3種類のおまかせコースのみで、串7本、串9本、食事付きの極コースから選べる。予約はネット、または電話でも可能で、キャッシュレス決済のみの対応。

※掲載内容は取材・記事作成時の情報に基づいており、現状と異なる場合があります。

text: goodiefoodie編集部

photo: goodiefoodie編集部

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