【近畿】大阪グルメ5選|お好み焼きや串カツ、箱寿司などの名物をご紹介
江戸時代、「天下の台所」と呼ばれ、商業の中心であった大阪。全国津々浦々から食材が集まり、今日までさまざまな料理が誕生してきました。小麦粉を使った「粉もん」を中心に独自のご当地グルメで溢れる食いだおれの街で、あなたは何を食べますか?
目次
子どものおやつとして食べられた「たこ焼き」
たこ焼きの誕生には諸説ありますが、大阪では昭和時代に子どものおやつとして食べられていた「ラヂオ焼き」が始まりだと言われています。牛すじ肉とコンニャクの「すじコン」が中に入ったラヂオ焼きに、明石焼きを参考にタコを入れたことで大阪発の「たこ焼き」が誕生。生地に出汁が入っているため、当時は何もかけずに食べるのが定番でしたが、戦後からは濃厚ソースや青のり、カツオ節などをかけて食べるスタイルへと進化していきました。
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大阪の町で働く人たちの味方「串カツ」
大阪で「串カツ」が誕生したのは昭和初期の通天閣にある新世界。近隣で働く労働者のため、安価で手軽にお腹を満たせるものをという思いで、牛肉の串カツを売る店が現れたのが始まりです。
現在は牛肉や豚肉などの肉だけでなく、魚介類や野菜、店によっては餅やチーズなどのバラエティ豊かな串カツを提供する店も増えています。専用の串カツソースをたっぷりとつけて食べるのが定番です。
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カリカリの油かすがクセになる「かすうどん」
「かすうどん」は大阪で2000年代以降から食べられ始めたB級グルメです。牛肉を余すことなくおいしく食べるために牛モツを揚げた「油かす」は、大阪・南河内地方で昔から食べられてきました。1995年にオープンしたうどん店の社長が、今までにないうどんを売りたいと思い、油かすに目をつけたのがかすうどん誕生のきっかけ。カリカリに揚げた油かすが病みつきになり、現在では大阪にある多くのうどん店で提供されるほど人気のソウルフードになっています。
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起源は遥か昔の安土桃山時代!「お好み焼き」
お好み焼きの起源は、安土桃山時代に千利休が茶会で供した「麩の焼き(ふの焼き)」。水で溶いた小麦粉を薄焼きにし、山椒味噌を塗ったお菓子のことです。これが第二次世界大戦後、食糧不足に陥っていた大阪で手軽に手に入ったキャベツやネギなどの野菜を入れるようになり、現在の「お好み焼き」へと進化していきました。
定番は豚バラ肉が入った「豚玉」で、それ以外にも海鮮やチーズなどを入れたお好み焼きが専門店で食べられます。
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大阪の人気手土産「箱寿司」
大阪では江戸のような握り寿司ではなく、具材と鮨飯を押し固めた「押し寿司」がつくられます。押し寿司の中でも代表的な「箱寿司」は、もともとサバやアジなどの大衆魚を使っていましたが、明治時代からはエビやタイ、アナゴなどを用いるように。観劇の際の幕の内弁当や手土産として人気を博し、瞬く間に評判が広がりました。
硬質米や砂糖が使われ、具材は酢漬けにして甘辛く煮るため、数日間の保存可能。時間が経ってもおいしく食べられるのが特徴です。