【近畿】京都グルメ6選|おばんざいや鯖寿司、抹茶などの名物をご紹介
千年以上のあいだ日本の首都であった京都。長い歴史の中でさまざまな文化が確立され、日本の魅力がたくさん詰まった場所です。そんな京都では精進料理や茶道など、古来からある味わい深い食文化を楽しむことができます。そんな京都の人気ご当地グルメをご紹介します!
目次
お母さんの愛情の味「おばんざい」
「おばんざい(お番菜)」は、漢字では常(番)の惣菜と書き、京都で昔から受け継がれてきた家庭料理です。季節の京野菜を主役に構成されたおばんざいは、京都のお母さんたちが家族の健康を考えながら、食材を無駄にすることなくつくります。昆布とカツオ節をベースとした出汁を使い、煮物や和え物、お浸しなどの質素な料理が代表的です。最近では京都に来たら食べたい料理として、おばんざいを売りにした料理店なども多くあります。
京都人の知恵から誕生「鯖寿司」
「鯖寿司」がつくられるようになったのは、冷蔵技術が発達していなかった時代。福井県に面する若狭湾(わかさわん)で獲れた鯖を、朝廷のある京都をつなぐ道「鯖街道」を利用して、傷まないよう塩漬けして運んでいたそうです。2、3日かけて京都に届けられる頃、鯖はほどよい塩加減になっていたそうです。それを使い、つくられたのが「鯖寿司」。京都では、三大祭りや秋祭りの日に鯖寿司をたくさんつくり、親族に配る習わしがあります。
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江戸時代の栄養食「ニシンそば」
江戸時代初期、北海道に松前藩が置かれたことをきっかけに、京都でもニシンの流通が開始。冷蔵技術が未発達だった当時は、内臓を取り除き干物にした身欠ニシンが親しまれていました。そして、ニシンの漁獲量がピークに達した明治時代に「ニシンそば」が京都のそば屋によって考案されました。 ニシンそばは熱いつゆをかけたかけそばに、醤油・砂糖・酒で煮た身欠ニシンの甘露煮をのせ、薬味は九条ねぎ、汁は昆布と薄口醤油で味付けされています。
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豆腐のよさを最大限に引き出す「湯豆腐」
京都は良質の地下水に恵まれており、大豆が収穫できることから、豆腐づくりが盛んに行われてきました。江戸時代初期に、天龍寺や南禅寺などの門前で湯豆腐が提供されはじめると、すぐに好評を博します。 湯豆腐のつくり方はとてもシンプル。まずひと口サイズに切り分けられた豆腐を昆布が敷かれた鍋に入れます。次に水を張り、火をかけ、豆腐がゆらめきはじめたら完成です。生醤油、土佐醤油、木酢、ポン酢などお好みの調味料をつけていただきます。
鎌倉時代から日本人の生活に息づく「抹茶」
「茶道」の基盤が築かれたのは鎌倉時代。禅僧の栄西が中国から茶の種子と、抹茶を楽しむ喫茶を日本へもたらしたと言います。同時期には、京都の僧であった明恵が京都の宇治にて茶栽培を本格的に開始。その後、公家や武家の間で茶会が流行り、茶文化は日本全国へと広がっていきました。抹茶を楽しむとなると、茶室に入り、決まった作法するという厳かなイメージがあるかもしれませんが、抹茶スイーツなども充実しているため気軽に楽しむことができます。
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実はこってり派が多い?「京都ラーメン」
あっさりとした料理を食べるイメージがある京都ですが、実は「京都ラーメン」は全国屈指のこってりさで有名。お店によって提供しているスープの種類はさまざまですが、鶏ガラベースの濃厚醤油が定番です。京都ラーメンは大きく3つのタイプに分けることができ、鶏ガラ背脂、濃厚醤油、鶏白湯といずれにしてもこってり。麺は細めのストレートで、九条系の青ネギを使うことはどこのお店も共通しています。
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