宇都宮餃子の食べ方|宇都宮みんみんの焼餃子・水餃子で学ぶタレ極意

宇都宮餃子の食べ方|宇都宮みんみんの焼餃子・水餃子で学ぶタレ極意

栃木県宇都宮市のご当地グルメといえば、宇都宮餃子! 1世帯当たりの年間餃子購入額で度々日本一になる栃木県では、餃子がどのように食べられているのでしょうか。人気店「宇都宮みんみん」でおすすめの食べ方を聞いてきました!

【取材協力】宇都宮みんみん

宇都宮餃子®って?

宇都宮駅

宇都宮に餃子が広まったのは、1950年代。諸説ありますが、宇都宮市内から中国へと出兵した陸軍第14師団が、帰国の際に本場の餃子を持ち帰ったのがきっかけと言われています。1991年には「宇都宮餃子」というワードが宇都宮餃子会によって商標登録されて、多くの店舗が加盟しました。現在はその数が100軒以上にも及び、市内はもちろん市外でも宇都宮餃子が食べられます。

宇都宮餃子には特に決まったルールがなく、焼、揚、水などの種類や、見た目の大きさ、皮の厚さ、あんの具材、タレに定義はありません。店によって味や食感が異なるので、宇都宮餃子巡りを楽しむ人も多いみたいです。

宇都宮みんみん

宇都宮の中で、宇都宮餃子を提供する一番の老舗が「宇都宮みんみん」。今回訪れた本店は宇都宮市の中心部に位置する餃子通りに構えており、観光客もたくさん訪れる行列の絶えない人気店です。宇都宮みんみんの餃子は、カリッとした皮に白菜たっぷりの野菜あんが特徴。にんにくは控えめなので、何個でもパクパク食べられちゃいます。

そんな宇都宮みんみんに、おすすめの餃子の食べ方を教えてもらいました!

餃子を注文する

「宇都宮みんみん」のギョーザメニュー

店によってさまざまですが、宇都宮餃子の専門店はシンプルなメニューが多いです。ライス・ビールがなく、餃子のみ提供する店もあるほど。

「宇都宮みんみん」の餃子

注文スタイルもさまざまですが、例えば宇都宮みんみんなら焼餃子をヤキ、水餃子をスイ、揚餃子をアゲと注文します。写真の「焼餃子2人前、水餃子1人前にライス付き」を頼むなら、「ダブル・スイ・ライス」です。スタッフの間で使われている言い方がお客さまにも広まって、このスタイルになったのだそう。

焼餃子のタレ

焼ぎょうざのタレ

宇都宮みんみん曰く「まずは何もつけずにそのまま食べてほしい」とのことですが、おすすめのタレと教えてくれたのは、酢醤油! 醤油より酢を多めに入れるのがポイントです。

ラー油ラー油

次に試してほしいのがラー油。宇都宮では店ごとに自家製ラー油が置いてあることが多いです。“砂”と呼ばれる瓶の底にたまった香辛料の粉をすくって、餃子につけて食べましょう。

水餃子のタレ

水餃子

宇都宮みんみんの水餃子は、茹でた餃子がお湯に入って提供されます。食べるときはなんと、器に直接調味料を入れちゃいます! おすすめは醤油を1周半、酢を半周程度にすること。入れすぎると後戻りできないので、少しずつ調整してください。

水餃子にラー油

ラー油を入れるのもおすすめです。

水餃子

ツウな人はお湯の中で餃子をほぐし、スープにするそうです。焼餃子と違ったモチモチな皮に、あっさりスープが合わさって美味でした……!

「宇都宮みんみん」店内

宇都宮では、自分好みの味で餃子そのものを存分に味わう文化が根付いているんですね。お土産として冷凍餃子も人気ですが、調理する際はフライパンにギュウギュウ詰めないのがコツだそうです。

気になった方はぜひ、栃木県宇都宮市を訪れてみては?

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※掲載情報は、2023年4月時点のものです。価格等は変更になる可能性があります。

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【取材協力】宇都宮みんみん

昭和33年創業の餃子専門店。白菜をふんだんに使う野菜たっぷりあんが特徴。地元民含め観光客にもファンが多く、メディアでも多数紹介されている。宇都宮市だけにとどまらず、栃木県内で9店舗を展開。撮影協力は「宇都宮みんみん本店」。

text: UEDA Akari

photo: ISHIGAKI Seiji

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