ズワイガニの食べ方｜簡単！甲羅の中や胴体の身はこう食べる！

甲羅と脚を切り離す

今回は主にキッチンバサミを使って、ズワイガニを解体する方法を紹介します。まず、ズワイガニの甲羅と脚を切り離していきましょう。脚の付け根のやわらかい部分にハサミを入れると簡単に切れます。

切り離すとこの通り。なかなかシュールな光景です。

甲羅のふんどしを外す

甲羅の内側の三角形になっているところが、ふんどし（前かけ）とよばれる部分。ここに指をかけて、外しましょう。氷が張り付いている場合は、ハサミで叩いて取り除いてください。

甲羅を外す

お次は甲羅です。ふんどし（前かけ）を外したところにできた穴に親指をかけて外していきます。

甲羅の裏面を左手でホールドし、右手で表面をはがす要領で。このとき、カニミソが流れ出てしまわないように、注意して外しましょう。

ガニを取り除く

甲羅を外すと、胴の左右に「ガニ」と呼ばれる魚のえらに相当する部位が出てきます。この「ガニ」は食べることができないので、取り除きます。

胴の部分に残っているカニミソは、スプーンを使って甲羅に移していきましょう。甲羅の内側に白っぽい薄皮が付着していることもありますが、これも食べられます。

たっぷりカニミソが取れました。こちらをどうするかは、お楽しみに！

胴の部分を2つに切り分ける

カニミソを甲羅に移したら、ちょうど真ん中で半分になるように、胴の部分をハサミで2つに切り分けましょう。ここは包丁を使ったほうがスムーズかもしれません。

胴の身をかき出す

半分にした胴を左手でホールドし、今度は脚のつけ根側から縦にハサミを入れて、さらに半分に切り分けます。

開いてみるとこの通り、身がギッシリ！　脚よりも胴の身のほうが、おいしいという人も多いのだとか。

あとは、カニスプーンを使って別皿に身を移していくだけ！　こうすると取り出しにくい胴の部分の身が簡単にかき出せます。カニスプーンは、100円ショップで買えます。なければ、箸やスプーンの柄を使ってもOKです。

胴の部分だけで、これくらいの身が取れます。カニミソが入った甲羅に身を入れて、和えて食べるのも絶品ですよ！

脚は関節で切り分ける

甲羅と胴の部分を攻略したら、お次は脚とツメです。まずは脚の関節部分にハサミを入れ、つけ根の太い部位と先端の細い部位の2つに切り分けます。殻の固い部分に当たってしまった場合は、無理に切ろうとせずに柔らかい関節の部分を探して切り分けるのがポイントです。

脚の裏側にハサミを入れる

脚のつけ根から先に向かって、上と下の2カ所にハサミを入れていきます。 このとき、脚の裏側の白い面のほうが表側の赤い面に比べて柔らかく、トゲも少ないので、切りやすいです。

開いたらこの通り。たまりません！

扱いに慣れている人は、包丁を使ったほうがきれいに殻を削ぐことができます。

うまくできたらこの通り。お店で出てくるズワイガニそのもの！　ちなみに写真の右側がカニスプーンです。

脚の身をかき出す

うまくハサミが入ったら、カニスプーンや箸を使って身をかき出しましょう。あとは食べるだけ！ 待ちに待った至福の時間です。

脚の先端部分は、折った関節の細いほうで、太いほうの身を押し出すとうまく取れます。もちろん殻をハサミで切ってもOKです。

ツメもしっかり食べる

ツメのついている脚も⑦〜⑨と同じ要領で開くことができます。殻が固いので、ハサミや包丁の扱いは要注意。

うまく開けばこの通り！　料亭と同じ光景をおうちでも再現できます。

一度自分でズワイガニを丸ごとさばいてみると、どこの部位にどのくらい身が詰まっているかわかるのでおすすめです。身はそのままでも美味ですが、お好みでお酢や醤油をつけたり、カニミソに和えたりして食べても絶品です！

※掲載情報は、2023年3月時点のものです。価格等は変更になる可能性があります。