【北陸名物】富山ご当地グルメ5選|ます寿司、白エビ、富山ブラックラーメンなど!
本州の中央北部に位置する富山県。日本海に面している富山湾は「天然のいけす」と呼ばれ、寒ブリやホタルイカ、白エビなどの豊富な水産物が獲れます。富山の雄大な山々「立山連峰」から流れる清らかな水で育った上質なお米が取れることでも有名です。
駅弁やお土産に!「ます寿司」
江戸時代、富山米とアユでつくられた寿司がルーツだと言われています。この寿司は徳川家に献上され、8代綱吉のお気に入りでした。次第にますが使われるようになり、明治時代には商品化され、鉄道の普及に伴って駅弁やお土産として人気に。
「ます寿司」は曲げものという器に笹の葉を敷いて酢飯と塩漬けのますをつめ、重石を乗せてつくります。食べる際は笹の葉を開き、切り分けて食べましょう。富山県にはます寿司の専門店が軒を連ねています。
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富山湾の宝石「白エビ」
「白エビ」が採れる富山湾は日本三大深湾のひとつで、水産資源に恵まれています。白エビは「富山湾の宝石」と呼ばれ、体長6〜7センチほどで火に通しても白いまま。もともと出汁をとるために使われていましたが、冷凍技術の発達に伴い生で食べられるようになりました。刺身や寿司として食べられるほか、かき揚げや白エビバーガーなどの料理があります。白エビは水揚げされると急速冷凍するので年中楽しむことができる食材です。
▼▼白エビをご自宅で▼▼
インパクト抜群の黒いスープ「富山ブラックラーメン」
戦後、富山市内のラーメン店が労働者の塩分を補うためにごはんのおかずになるような中華そばを考案したことが始まりです。
「富山ブラックラーメン」はその名の通り、真っ黒な見た目の黒醤油スープが特徴。黒醤油はうま味成分が豊富で塩分が控えめになるようにつくられています。お店によって味は異なりますが、意外とあっさりした味わいです。お土産用のインスタントラーメンが売られているのでお家でも楽しめるご当地グルメのひとつ!
▼▼富山ブラックラーメンに挑戦!▼▼
小豆入りの煮物「いとこ煮」
「いとこ煮」とは、小豆とカボチャや里芋、ゴボウなどの根菜を入れて煮た料理。硬い食材からおいおいに入れていくことから、甥と甥で「いとこ(従兄弟)煮」という名前がつけられたと一説で言われています。富山県は、浄土真宗が強く根付いた地域であり、開祖である親鸞聖人の好物であったことから小豆を入れることは共通していますが、そのほかの具材は家庭や地域によってさまざまなんだそう。味付けには醤油や味噌などを使います。
▼▼小豆を入れて作ってみる?▼▼
野菜がたくさん摂れる!「よごし」
「よごし」は、ホウレンソウや小松菜などの野菜をゆでて、細かく刻んだものを味噌で味付けした料理。味噌で野菜を「よごす」ことが名前の由来と一説で言われています。昔はお米が足りないときにかさましとして食べられていましたが、今では日常的に家庭で食べられています。よごしは、ごはんに乗せて食べるのが一般的です。野菜をふんだんに使っているため、最近では野菜不足になりがちな現代人に向けた料理として注目を集めているそうです。