【近畿名物】滋賀ご当地グルメ5選|近江牛、ふなずし、でっち羊羹などをご紹介!
海に面さない内陸に位置する滋賀県。県面積の約6分の1を占める「琵琶湖」は日本一の湖の大きさを誇り、「えり漁」と呼ばれる伝統的な漁法で、アユやふななどの漁獲を行なっています。盆地特有の環境を活かし、日本最古のブランド牛「近江牛」の生産地としても有名です。
約400年の歴史「近江牛」
「近江牛」は日本初の食用牛ブランドとして約400年の歴史があり、日本三大和牛のひとつ。1890年に東海道本線が開通したことをきっかけに全国的に知られるようになりました。
近江牛は「滋賀県内で最も古くから飼育され、恵まれた水と自然環境で育った黒毛和種」と定義されています。高品質の霜降りの柔らかい肉質でとろけるような食感で、ステーキやすき焼き、しゃぶしゃぶにして食べられることが多いです。
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寿司の起源!「ふなずし」
「ふなずし」は奈良時代以前からつくられており、「寿司」の起源です。乳酸発酵させる、なれずしの一種で長期間保存に優れています。また、栄養価も高いので体調不良になるとふなずしを食べる風習が古くからあり、薬の役目としても重宝されました。
春から夏にかけて卵巣以外の内臓を除いたふなを桶で塩漬けにした後、塩を抜きしたふなをごはんと交互に敷き詰め重しを置き、正月ごろまで寝かせます。溶けたごはんは食べず、ふなだけをいただきましょう。
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農業が忙しいときにつくられた「焼鯖そうめん」
滋賀県には親が農家に嫁いだ娘に焼き鯖(さば)を送る風習「五月見舞い」があります。その焼き鯖を煮込み、固めに茹でた素麺と合わせた「焼鯖素麺」。簡単に作れる料理なので農業が忙しい時期によくつくられました。また、毎年4月に行われる「長浜曳山(ながはまひきやま)祭」でのもてなし料理として食べられます。
現在では、家庭でつくるほかスーパーマーケットや飲食店で提供されているので観光に来た際は食べてみて!
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赤く染まった「赤こんにゃく」
「赤こんにゃく」は、織田信長が天下統一を果たした滋賀県近江八幡市で、昔から親しまれてきた郷土名物です。この誕生には諸説あり、派手好きで赤を好んだ織田信長が、こんにゃくまでをも赤く染めさせたなどと言われています。この赤色の正体は「三二酸化鉄」という食品添加物。やわらかな食感が特徴で、食物繊維やカルシウムなどの栄養素を含んでいます。調理方法は一般的なこんにゃくと同じですが、食卓に彩りを与えてくれる食材として人気です。
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竹の皮でつつんで蒸した「丁稚羊羹(でっちようかん)」
滋賀県発祥の「丁稚羊羹(でっちようかん)」は、関西で慣れ親しまれた和菓子です。一般的な羊羹よりも小豆と砂糖の量が少なく、寒天の代わりに小麦粉を練り合わせているのが特徴。上質な竹皮で包んで蒸し上げた羊羹は、そのままの状態を包丁で切り分けていただきます。近江八幡から大阪や関東へと奉公に出る「丁稚」と呼ばれる少年たちが、実家に帰る際に、土産として安価で買える菓子であったことから名前が付けられたと言われています。
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