【北陸名物】福井ご当地グルメ5選|セイコ丼やボルガライス、へしこなど!
福井県の冬の味覚といえば「越前ガニ」ですね! 日本列島のほぼ中央に位置する福井県は、新鮮な魚が水揚げされる漁場に恵まれています。また、日本米の有名ブランド「コシヒカリ」誕生の地でもあり、北陸の米どころとしても知られています。
「赤い海の宝石」を使った料理「セイコ丼」
セイコガニの身や卵、みそをごはんの上にのせたのが「セイコ丼」です。セイコガニはメスの越前ガニのこと。なかでも、セイコガニの卵は絶品。卵は2種類あり、内子は未成熟の卵で、「赤い海の宝石」とも言われ、濃厚な味わいです。外子は産卵間近の成熟した卵のこと。プチプチとした食感が特徴です。セイコガニの漁期は11月から12月末の2か月間のため、短期間しか食べることができない貴重な食材です。
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インパクト抜群「ボルガライス」
武生(たけふ)市で30年前から食べられている「ボルガライス」はオムライスの上にトンカツがのったB級グルメ。お店によってオムライスの中身やのっているものが少々違い、メンチカツだったり、デミグラスソースやマヨネーズがかかっていたりすることもあります。レシピや発祥店など不明な部分が多く、謎の残る料理です。ボルガライスの由来は見た目が「ボルケーノ(火山)」に見えるや、ロシア料理のボルガから来ているなど、諸説あります。
江戸時代から愛される「越前おろしそば」
「越前おろしそば」は、そばの上に大根おろし、カツオ節、ネギなどをのせた冷たいそばです。越前そばは、殻付きのそばの実を石臼挽きで製粉しているため、色が黒っぽく風味豊かなのが特徴。お祝い事や大晦日など特別な日に食べられることが多いそう。越前おろしそばは冷たい料理ですが、季節問わず人気です。
1473年、朝倉孝景が戦時の非常食として保存の利くそばを栽培し始め、1601年には府中を治めた本多富正がそばに大根おろしをのせた「越前おろしそば」を広めました。
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通称SK!「醤油カツ丼」
「醤油カツ丼」は、2010年に大野市の老舗醤油店がカツ丼に合うあっさりとした醤油ベースのタレを開発し、誕生しました。使われるカツの種類は決まっていませんが、野菜をたっぷりと盛ること、福井県産の醤油でつくられたタレを使用することが醤油カツ丼の定義。地元の人たちの間ではイニシャルをとり「SK」と呼ばれることが多いんだとか。お店によってはカツに大根おろしや温泉卵をのせるところもあります。
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1年以上ぬかに漬け込む「へしこ」
「へしこ」とは、サバなどの魚の内臓を取り出し塩漬けにし、米ぬかに漬け込んで1年以上熟成させたものです。厳しい冬を越すための保存食として江戸時代中頃から食べられてきました。魚を樽に漬け込むことを福井の方言で「へし込む」と言っていたため、それを省略して「へしこ」となったそうです。米ぬかを落とし、軽く火で炙るのが一般的な食べ方。免疫力をアップさせる「ペプチド」などの成分を含むため、健康食品としても人気です。
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