【九州名物】大分ご当地グルメ5選|とり天やリュウキュウ、鶏めしなど!

【九州名物】大分ご当地グルメ5選|とり天やリュウキュウ、鶏めしなど!

温泉が有名な大分県。豊後水道の新鮮な魚介類が有名で、鶏肉の消費量も全国でトップです。おいしい魚においしい鶏肉を使った料理は今もなお発展し、大人から子どもまで幅広く愛されています。今回は、そんな大分県で生まれた「とり天」「リュウキュウ」「鶏めし」などのご当地グルメをご紹介します。

鶏肉のうま味を存分に味わう「とり天」

鶏肉のうま味を存分に味わう「とり天」

「とり天」は別府市のレストラン「東洋軒」が昭和のはじめごろに考案した料理。もともと骨付き肉の唐揚げがメニューとしてありましたが、食べづらい人もいるだろうとカットした骨なしの鶏肉を醤油やニンニクで下味をつけ、それに天ぷら粉をまぶして揚げたものをつくりました。とり天は唐揚げよりも短時間で調理できるうえに、味もおいしいと評判になり広まっていったそう。食べる際は練りからしや酢醤油をつけていただくのが定番。

他県の知識を活かした「リュウキュウ」

他県の知識を活かした「リュウキュウ」

「リュウキュウ」は新鮮な旬の魚の刺身を傷まないように醤油、酒、みりん、ゴマ、ショウガを混ぜたタレに漬けたもので、ごはんのお供にぴったりです。ミョウガやネギなどの薬味を入れたり、お茶漬けにして食べるのもおすすめ。
名前の由来は琉球(沖縄)の漁師たちに教わったから、ごま和えのことを「利休和え」と呼ぶからなど諸説あります。

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ハレの日には欠かせない「鶏めし」

ハレの日には欠かせない「鶏めし」

鶏肉にゴボウ、ニンジンを炊き込んだ料理「鶏めし」。おにぎりにして食べやすくすることも多く、甘からく煮た鶏肉や野菜がご飯にしみて絶品です。若鶏と親鶏は食感が異なるため、いっしょに炊き込んで食感の違いを楽しむ食べ方も。特に親鶏はしっかりとした肉質で歯応えがあり、噛めば噛むほどうま味があふれてきます。お祭りやおもてなしには欠かせない一品です。

温泉の地で生まれた「地獄蒸し」

温泉の地で生まれた「地獄蒸し」

「地獄蒸し」は鉄輪(かんなわ)温泉で昔から伝わる、温泉の地熱を利用した料理。ザルにのせた野菜や魚介類、肉などを釜に入れ、温泉の蒸気で蒸してつくります。塩分を含んだ高温な蒸気は食材の旨みを閉じ込めてくれるので、何もつけずにそのまま食べても十分おいしいです。お好みで塩や醤油などのさまざまな調味料をつけて、味に変化をつけるのもおすすめ。自分好みのアレンジを模索してみましょう。

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大分の子どもに馴染み深い「やせうま」

大分の子どもに馴染み深い「やせうま」

ふるさとを思い出すお菓子「やせうま」。練った小麦粉をひらたく麺状に伸ばしゆで、きなこや砂糖をまぶしたおやつです。食感はもちもちとしており、田植えのおやつ、お盆や祭りのお供えものとして古くからつくられていました。だんご汁と同じ生地でつくられているため、だんご汁のデザートとしてやせうまを食べる家庭も多いのだとか。砂糖の代わりに黒砂糖やココアパウダーなどをまぶすなど、アレンジの豊富さもやせうまの魅力のひとつです。

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日本列島の最南端に位置する鹿児島県。九州南西部エリアに加え、世界遺産の屋久島、種子島、奄美大島などの島々からなっています。新鮮な魚介類のほか、黒豚、さつま地鶏などが有名で、名産のサツマイモを原料にした薩摩焼酎も国内外で人気です。鹿児島のご当地グルメをご紹介します!

text: KAMIISHI Kaoru TSURUTA Hinata

illustration: FUKAZOU

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