スープカレーの食べ方|ライスをスープに浸すのは正しい作法?
北海道札幌の名物料理である「スープカレー」。スパイスが効いたカレースープに、色とりどりの肉や野菜が並んだ華やかな料理です。特徴は具材一つひとつのサイズが大きいことと、ライスが別皿で運ばれてくること。通常のカレーライスとは違う、「スープカレー」独自の食べ方を専門店に聞いてきました。
まずはスープをひと口!
料理が運ばれてきたら、まずはスープそのままの味を堪能しましょう。鼻から抜けるスパイスの香りやサラサラしたスープの舌触り、辛さの表情など、その店のこだわりが詰まったひと口を味わいます。
▼▼本場の味をお家で▼▼
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ライスはやさしくスープに浸す
スープを堪能したら、次はライス。スープをライスにかけるのか、ライスをスープに浸すのか……。なんとスープに浸して食べるのが札幌発祥の作法だそうです。スプーンにすくうライスは、ひと口サイズを意識するのがポイントです。
スプーン上のライスをやさしくスープに浸したら、そのままひと口で食べましょう。欲張ってライスをスプーン大盛りにすると、スープの中でライスが崩れてしまうので要注意です。
▼▼スープにご飯を浸して食べてみよう▼▼
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具材はほぐして食べよう
ゴロゴロと具材が大きいのは、肉と野菜の生産量が多い北海道発祥の料理ならでは。簡単にほぐせるほどやわらかいので、スプーンやフォークで食べやすい大きさにしてからいただきましょう。
▼▼北海道の食材定期便▼▼
具材の主役ともいえるチキンレッグは、驚くほど簡単にほぐせます。スプーンとフォークを両手で使って、骨に沿ってゆっくりほぐせばOK。骨を持ってかぶりつく必要はありません。スープが洋服にはねるのを気にしながら、骨だけになるまで味わいましょう。具材はライスと交互に食べ進めるのが基本だそうです。
スパイスで味変も
味変だって忘れちゃいけません。ライスに添えられたレモンは、今までのスパイシーなカレーに爽やかな風味を与えてくれます。ただし、レモンをスープにかけるのは避けましょう。スパイスの風味を壊してしまうので要注意です。
途中で辛みスパイスを追加するのが上級者の作法。スープの辛さがさらに高まり、コクも増します。食べ進める途中で刺激に物足りなさを感じたら試してみましょう。
▼▼味変を楽しんでみては?▼▼
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全部一緒にクライマックス!
ついついノンストップで食べ終えてしまいそうですが、スープカレーの終盤ならではの食べ方があります。写真くらいのライスの量になったらその合図。
それはズバリ、ライスをスープに投入すること! ここで躊躇してはいけません。皿に残ったライスをゆっくりスープに移していきましょう。
ライスにスープを程よく染み込ませたら、あとは残りの肉や野菜と一緒にいただきます! スープとライス、具材から溢れだすスパイスのうま味を最後まで思う存分味わいましょう。
▼▼GARAKUのカレーの食べ比べ!▼▼
トッピングや味変も楽しめるスープカレー。今回聞いた札幌発祥の作法をマスターすれば、まわりを気にせず、スープカレーに集中できますよ!
※掲載情報は、2022年8月時点のものです。価格等は変更になる可能性があります。
スープカレーに和風だしを融合させた、オリジナリティ溢れる専門店。21種類のスパイスをブレンドし、それらを自家製ブイヨンと合わせたコク旨カレーを楽しめる。本店は北海道札幌で、都内やタイにも出店。撮影協力は、東京の「スープカレー GARAKU 東京中野店」。