皿うどんの食べ方|リンガーハットマニア直伝の「酢ソース」とは?
長崎のご当地グルメといえば「皿うどん」。長崎ちゃんぽんと肩を並べる代表的な料理です。野菜がたくさん摂れてヘルシーだと注目を集める皿うどん。そのパリパリ食感の揚げ麺に野菜たっぷりのあんのコンビで満足している人も多いのでは? 実は卓上調味料を使って味を完成させる通な食べ方が潜んでいたのです。長崎県民の人にとって当たり前の実態をまったく知らない東京ガールが、リンガーハットへ行って本場の食べ方を聞いてきました!
揚げ麺を二等分する
皿うどんの最大の特徴ともいえる揚げ麺。まずはザックリ二等分にしていきます。箸の先が皿につくよう、グッと力をこめるとスムーズに分けられます。
まずは、手前のほうからそのまま味わいましょう。香ばしいパリパリ食感、野菜あんが染み込んだしなしな食感など、さまざまな味を楽しめるのが揚げ麺のいいところ。野菜あんがかかっていない部分を少しだけ残しておいて、パリパリを最後のお楽しみにする人もいるのだとか。
▼▼皿うどんをご自宅でも!▼▼
酢&ソースで味を調える
ここからが皿うどんの食べ方の真骨頂です。まずは、卓上に置かれた調味料をチェックしましょう。左から皿うどんのソース(ウスターソース)、酢、塩胡椒、和がらしになります。
まずは、先ほど二等分した皿うどんの左サイドにお酢を投入。これによって、甘めの野菜あんの風味がくっきりとしてきます。ここまでは、想像通りかもしれません。
少し食べ進んだら、今度は二等分の右サイドにウスターソースを投入しましょう。本場の長崎県では、ウスターソースをかけることで初めて皿うどんの味が完成すると言われているほどなのだとか。食べてみると確かに、味に深みが出ます。
さらに、リンガーハットのマニア直伝の食べ方が「酢ソース」。二等分の左サイドの酢ゾーンにウスターソースを追いがけしていきます。ウスターソースのコクと酢の酸味がベストマッチ。これ思いついた人、天才です。いくらでも箸が進んでしまいます。ちなみに、『アウト×デラックス』で、マツコさんも絶賛していたアレンジなのだとか。
ちなみに、揚げ麺を二等分するのは、酢とソースの味をダブルで味わいたい人のための小ワザで、リンガーハットさんが推奨しているわけではありません(あしからず)。
和がらしをアクセントに
無料の卓上調味料で、もうひとつ気になったのが「和がらし」。こちらは、主に関東地域で食べられている方法だそうです。ここにも小ワザがあるんです。
まず、和がらしのパッケージを開けたら、皿うどんに直接つけず、皿のフチにつけます。そして、箸で和がらしを適量取り、野菜あんと絡めます。フチにつけることで、ちょっとずつ量を調整できます。
和がらしを野菜あんと絡めたら、揚げ麺と一緒にいただきます。和がらしのツンとした辛さが、甘めの野菜あんによく合います。私個人としては、皿うどんの終盤に味変として楽しむのがおすすめです。パリパリな麺よりも、時間が経ってしなしなになった麺に和がらしを合わせるのが最高でした!
▼▼長崎ちゃんぽんとのセットも▼▼
知る人ぞ知る太麺も
実は皿うどんにはもう1種類、太麺バージョンが存在します。本場の長崎県では、地域によって細麺と太麺の派閥があるんだとか。リンガーハットの「太めん皿うどん」は、人気メニュー「長崎ちゃんぽん」で使用している麺を焼いて野菜あんと絡めています。あえて焼き色にムラのついた、モチモチ食感とカリカリ食感が一度に味わえる、これまた絶品メニューなんです!
細麺のときと同様に、こちらも酢&ソースをかけていただきましょう。あっさりした味が好みの人は、酢をかけるのがおすすめです。
▼▼餃子も一緒にいただきます!▼▼
想像以上に食べ方が確立されていた皿うどん。あまり馴染みのない人も1度食べればきっとこの味が恋しくなるはず……。調味料を駆使して、自分好みの味をつくってみましょう。ぜひ太麺も挑戦してみてくださいね!
※掲載情報は、2022年8月時点のものです。価格等は変更になる可能性があります。
1962年創業の長崎ちゃんぽん専門店。国産の野菜と小麦を使った「長崎ちゃんぽん」は、ヘルシーな1品として全国にファンが多い。皿うどんも展開し、長崎のご当地グルメを食べたくなったらぜひここへ。撮影協力は「リンガーハット 町田鶴川店」。メニューは「長崎皿うどん」。