博多ラーメンの食べ方|麺は「ばりかた」を選んで替え玉も!

博多ラーメンの食べ方|麺は「ばりかた」を選んで替え玉が定番?

熱狂的なファンが多く存在する福岡名物「博多ラーメン」。コクのある豚骨スープとストレートな細麺が特徴です。いきなりですが、みなさんは「替え玉」を頼んだことがありますか? 食べ切れるかわからないし……という理由で今まで頼んだことがない人も多いのではないでしょうか。
今回は思わず替え玉を頼みたくなってしまう博多ラーメンの食べ方を専門店の「長浜や」で教えてもらいました。

【取材協力】長浜や

食券を買う

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博多ラーメンをチョイス!トッピングは千切りネギ

お店に入ったらまずは、食券を買います。
今回はスタンダードな「博多ラーメン」と、店員さんおすすめのトッピング「千切りネギ」を注文しました。

麺の硬さを選ぶ

麺の硬さメニュー表

注文をする際、麺の硬さを選ぶことができるのが博多ラーメンの特徴のひとつ。「長浜や」では、「こなおとし」から「やわらかめ」まで6種類の麺の硬さから選ぶことができます。「そんなに変わらないんじゃないの?」と思ってしまうほど、細かい茹で時間の設定。しかし、常連さんになってくると、麺の硬さが少し違うだけで指摘してくるほど、麺の硬さにこだわりを持つ人が多いのだとか。 「はりがね」「ばりかた」あたりが博多ラーメン通には人気のようです。

まずはスープを堪能

スープを堪能!

注文したラーメンが出てきたら、まずはレンゲを使ってスープをひと口いただきましょう。コッテリとした豚骨スープがじんわりと口の中で広がり、食欲が掻き立てられます!

何もつけない状態で麺をいただきます

スープを堪能したあと、何もつけない状態で麺をいただきます。今回、麺の硬さは王道の「ばりかた」を頼みました。麺がやわらかくならないうちに食べましょう!

紅しょうがで赤く染める

紅しょうがで赤く染める

本場福岡では、博多ラーメンに紅しょうがを合わせて食べるのが絶対。さっぱりとした紅しょうがで、コッテリとしたスープのバランスをうまく取るためだそうです。お客さんの中にはスープが真っ赤に染まるまで入れる人もいるんだとか。

トッピングで味変

トッピングで味変

豚骨そのものの味を楽しんだら、味変していきます。まずは豚骨と相性抜群の「辛子高菜」。ピリッとした辛味のある高菜は、アクセントがほしいときにピッタリ。

味変は博多ラーメンの醍醐味

トッピングを入れるごとにスープの色がどんどん変わってきました。これぞ博多ラーメンの醍醐味!

千切りネギ

お次は店員さんおすすめのトッピング「千切りネギ」。長浜やの千切りネギは、ラー油などの出汁が入っているため、入れるとさらに味が濃くなります。

豪快にのせます!豪快にのせます!

豪快にラーメンにのせちゃいましょう!

ネギのシャキシャキがたまらない!

ネギのシャキシャキ感が加わり、コレは絶対うまいやつ!

替え玉は何回でも!

替え玉

博多ラーメンといえば「替え玉」。そもそもなぜ替え玉があるのかというと、硬い麺を使う博多ラーメンでは、水分をできるだけ飛ばして麺を硬くしているため、麺の量がどうしても少なくなってしまうそう。そのため替え玉文化が生まれたらしいです。

替え玉を注文!

長浜やでは、最初に替え玉の食券を買っておいてもいいですが、店員さんに声をかけて、席で現金を渡して頼むこともできます。

替え玉の回数は人それぞれ

替え玉をする回数は人それぞれ。替え玉をするごとに麺の硬さを変えて、それぞれのおいしさを楽しむこともできます。私は一番硬い「こなおとし」に挑戦してみました。歯ごたえがしっかりとあり、噛めば噛むほど麺のうま味を感じられて、「博多ラーメンは麺が硬ければ硬いほどいい」という言葉に納得できました。

ラーメンのタレ

卓上には高菜や紅しょうが、胡椒やすりごま、そして「ラーメンのタレ」というものがセットされています。ラーメンのタレなんて、初めて聞く人も多いのではないでしょうか。実は福岡のラーメン屋では当たり前に置いてあるものです。替え玉をすると水分が増えてスープの味が薄くなってしまうため、ラーメンのタレを入れて味を濃くできます。

トッピングも魅力的

今回注文したトッピング以外にも、めんたいこやネギチャーシューなどの魅力的なトッピングも用意されています。

1杯の博多ラーメンでこんなに楽しめるなんて、これまで普通に食べてしまっていた自分にショックを受けてしまいました。まだ替え玉をすることに抵抗がある人も、せっかくトッピングをして自分好みのスープをつくったら、替え玉しなきゃもったいない?

※掲載情報は、2022年9月時点のものです。価格等は変更になる可能性があります。

【取材協力】長浜や

東京を中心に展開する博多ラーメン専門店。こだわりのあっさりとした豚骨スープと、お客さんの一人ひとりの希望に合わせた硬めの麺で、毎日でも食べられるような博多ラーメンを提供している。撮影協力は「長浜や 笹塚店(総本店)」。

text: MUTO Miki

photo: NAKATA Hiroshi

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