さんまの食べ方|人前で上品に!焼き魚のきれいな食べ方とは?
秋といえば秋刀魚(さんま)! できれば旬の味覚をお店でいただきたいですよね〜。とはいえ、気になるのは「きれいな食べ方」。そこで、骨をスルッと取って、はらわたまでスマートに完食する作法をご紹介! 今回は、毎年秋に期間限定で生さんまの定食を販売する「大戸屋ごはん処」にご協力いただきました。
まずは背骨に沿って半分に
炭火でじっくり焼かれた旬の生さんまが運ばれてきました! ほんのりと焦げた皮の脂の香りがたまりません!
ここで闇雲に箸を入れてはいけません。まずは、腹びれの付け根から背骨に沿って箸で切れ目を入れていきます。食べられるために生まれてきたかのように、スムーズに箸が入ります。
そのまま尻尾まで箸を入れて半分にしちゃいましょう。そして、表面の上部の身から食べていきます。
お店で提供されるさんまの塩焼きは、味が整えてあるのが通例です。そのため、いきなり身の部分に醤油をかけるのは基本的にNG。まずは、そのままの味を堪能しましょう。炭火特有の皮はカリっと、中はふっくらの食感を楽しめます。
▼▼生さんまをお届け▼▼
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大根おろしのみで食べる
続いて、大根おろしと一緒に食べてみましょう。その際、醤油なしの大根おろしのみでいただくのがポイント。そのほうが、旬のさんまならではの「脂のうま味」を堪能できるのだとか。
▼▼大根おろしを簡単につくろう▼▼
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大根おろし+醤油で
醤油がほしいなぁという人は、大根おろしに醤油をかけるのが作法です。さんまに直接かけるのは避けたいところ。醤油をかけた大根おろしをのせて食べるさんまも絶品です!
ごはんと一緒に
ふっくらと焼き上がったさんまの身をごはんと一緒に食べるのも定食の醍醐味です。旬のさんまの脂がごはんに合わないはずがない!
▼▼コシヒカリと一緒にいかが?▼▼
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はらわたもおいしく!
さんまの表面の上半分を食べたら、下半分の身へ。はらわたまわりの小骨も気にせず食べてOKです。大戸屋さんが提供する旬の生さんまは、はらわたも食べられます。まずは大根おろしをのせず、そのまま食べてみましょう。
はらわたはやっぱり苦いなぁという人は、もちろん大根おろしと一緒に食べてOK。醤油をかけた大根おろしと和えることで、苦みがマイルドになります。
裏返さずに背骨を外す
表面を食べ終えたら、裏面へ。その際、さんまを裏返してはいけません。頭部を左手でつまんで、背骨に沿って写真のように箸を這わせて、背骨を外します。やってみるとウソみたいにきれいに外れます。
はい、この通り! 外した背骨は、お皿の端に置いておきましょう。
裏面はレモン風味で
ここで満を持して、レモンの登場です。裏面(背骨の反対側)の身はレモン風味で。レモン果汁をまんべんなくかけていきましょう。レモンの皮を下にして搾ると風味が強くなるそうです。
▼▼レモンはこちら▼▼
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残りの身も上下半分に
残った身も上下半分に分けて食べるときれいですね。
取材をした「大戸屋ごはん処用賀SBS店」の店主さんのおすすめは、はらわた+レモン汁+ごはんの組み合わせ。塩味も効いていて、これは絶品なり。
はらわたも残さず食べたらこの通り! ここまできれいに食べられたら、さんまさんも幸せでしょう。ごちそうさまでした!
▼▼温めるだけで大戸屋の味を楽しめる▼▼
魚をきれいに食べられるようになると和食の席がますます楽しみになります。
一緒に食事をする人が気持ちよく過ごせるように、きれいな食べ方をマスターしておきましょう!
※掲載情報は、2022年10月時点のものです。価格等は変更になる可能性があります。
新鮮な食材と店内調理にこだわる、和定食の全国チェーン店。現在は、国内302店舗のほか、海外7都市・地域にも113店舗を展開している(2022年3月時点)。毎年秋になると期間限定で「生さんまの炭火焼き定食(1尾/2尾)」を販売。さんま2尾の定食をペロリと食べてしまうリピーターも多いのだとか。撮影協力は、「大戸屋ごはん処用賀SBS店」。