北海道グルメ5選|ジンギスカンや海鮮丼、スープカレーなどの名物をご紹介
日本の最北端に位置する北海道。冬の寒さが厳しくとも、魚介類、野菜、乳製品などさまざまな食材に恵まれている地です。もともとはアイヌ民族が暮らしており、独自の食文化が残っています。他の地域にはない、北海道のご当地グルメを楽しみましょう。
目次
羊肉はチンギス・ハンの好物だった!?「ジンギスカン」
ジンギスカンは中央が盛り上がった鉄鍋の真ん中に羊肉、周囲に野菜をのせて焼きます。羊肉に味付けされていない場合、焼いた後にタレをつけて食べましょう。
モンゴルのチンギス・ハンが軍隊を活気づけるためにつくったという言い伝えがあり、ジンギスカンと呼ばれるようになったそうです。
第一次世界大戦の影響で羊毛の輸入が難しくなった頃、北海道では綿羊飼育が盛んに行われ、羊肉が食べられるようになりました。第二次世界大戦後には国産羊毛が普及したことから、食用の羊肉飼育へ移行。この頃、羊肉の消費拡大を目指しジンギスカンがつくられたそうです。
たっぷり薬膳で体も心もポカポカ「スープカレー」
1970年代、北海道のとある店が薬膳カレーを提供し始めたことがルーツです。その後、1993年オープンのカレー専門店「マジックスパイス」がスープカレーと名付け、そこから札幌を中心に広がりました。
スープカレーは大きくカットされた野菜、骨付きの鶏肉をスープで煮込んでつくられます。注文するときに辛さやトッピングを決められるので、自分好みのスープカレーが食べられるのが醍醐味です。ごはんにスープを浸したり、スープをごはんにかけたりとさまざまな食べ方があります。
北海道の大自然の恵みを堪能「海鮮丼」
北海道は太平洋、オホーツク海、日本海と四方を海に囲まれています。明治時代以降、漁船や漁法が発展し、さまざまな魚介類が獲れるようになりました。太平洋ではサンマやイカ、オホーツク海ではホタテやカニ、日本海ではホッケといった多種多様な魚介類がたくさん水揚げされます。それらを使った海鮮丼は逸品です。なかでも、醤油や酒に漬けたイクラ、獲れたてのウニをごはんにのせたウニ・イクラ丼が名物。季節問わずに北海道の各地で食べられる海鮮丼は観光客に親しまれています。
ジューシーな蟹の甘みを堪能「ズワイガニ」
北海道を訪れたら絶対に食べたい「ズワイガニ」。年間を通して涼しい気候の北海道は、ズワイガニにとって住むのに最適な場所です。冷たい海水に生息するため、脂肪を多く蓄えた身がぎっしりと詰まっています。また、北海道の海の豊富なプランクトンや海藻を食べるズワイガニの身にはうま味がぎゅっと凝縮しています。ボイルや刺身で食べるのはもちろん、カニ鍋やカニめしなど出汁を使った料理も人気です。また、北海道の蟹は日本国内だけでなく海外への発送も可能なので、お土産として友人や家族に送ることができますよ。
まろやかなスープが人気「味噌ラーメン」
1960年代に札幌にあるラーメン店で誕生。コクのある味噌味のスープに、中太のちぢれ麺が入っているのが特徴です。チューシューとメンマ、ネギがのっているのが一般的ですが、北海道が生産量全国1位を誇るトウモロコシとバターをトッピングとしてのせているものも多く見かけます。溶けたバターで濃厚かつトウモロコシの自然の甘さを加えた味噌ラーメンは、子どもから大人まで多くの人から愛されています。
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