【中国名物】山口ご当地グルメ5選|フグ、岩国寿司、瓦そばなど!
本州の最西端にある山口県は、三方を海で囲まれています。日本海と瀬戸内海という異なる特徴を持つ海に面しているため、獲れる魚の種類も豊富です。日本でいち早くフグ食を解禁した土地であるため、全国で水揚げされたフグをさまざまな料理でいただけます。
特別な日に食べる高級魚「フグ」
山口県ではフグを「福」という意味をかけて、「フク」と呼んでいます。9月から3月の間に漁獲され、秋から冬の時期にかけて楽しめる高級魚です。毒をもつフグは免許をもった調理師がさばき、提供されます。フグの代表的な料理「フグ刺し(てっさ)」は噛み切れるように薄切りにし、大きなお皿に盛りつけられます。そのほか、フグの唐揚げや鍋料理にして食べられるフグは特別な日に食べられることが多いです。フグはお店ではもちろん、鮮魚店やスーパーなどで買うことができます。
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鶏のうま味にかぶりつく「山賊焼き」
山賊焼きは骨付きの鶏もも肉を1本丸ごと焼いたご当地グルメ。ニンニクがベースの醤油ダレに漬けて、炭火で炙り焼きにしてつくります。ローストチキン風の料理で、食べる時は豪快にかぶりつくのが鉄則。ちなみに、長野県のご当地グルメには鶏の唐揚げ風の山賊焼きがあります。
昭和20年代、「的場大学」という居酒屋が山賊焼きを提供したことがルーツです。現在は「いろり山賊」として営業を続けています。
華やかに重なる「岩国寿司」
山口県の東部に位置する岩国市の名物「岩国寿司」。別名「殿様寿司」とも呼ばれ、江戸時代から献上品や祝い料理として地元で親しまれてきました。岩国の特産品であるレンコンを酢漬けしたものや伝統野菜、錦糸卵、アナゴの煮付けなどのさまざまな食材を使った押し寿司であるため、色とりどりで華やかな見た目が特徴です。酢飯と具材を交互に重ね、3〜5段の層になっています。現在も岩国市では、特別な日には欠かせない大切な伝統料理となっています。
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瓦にのせる「瓦そば」
本州の最西端の下関市発祥「瓦そば」。その昔、薩摩兵が肉や野草を瓦で焼いて食べたという話をヒントに、瓦に茶そば、錦糸卵、牛肉などの具材をのせて提供するスタイルが考案されたと言います。現在でも山口県では本物の瓦に油をひき、直火にかけて具材を焼くお店もありますが、家庭で食べる際はホットプレートなどを使うと手軽につくることができます。トッピングで、レモンの輪切りともみじおろしをのせて盛り付けるのが定番です。食べる際は、焼けてパリパリのなった麺をつゆにつけていただきましょう。
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上品なおいしさ「外郎(ういろう)」
外郎は、米粉と砂糖などの原料を練り合わせた和菓子です。山口県でつくられる外郎は、主原料でわらび粉を使用しているため、一般的なものよりも弾力があり、モチッとした食感を持ちます。山口で外郎がつくられるようになったのは、室町時代。朝鮮半島からの渡来人が山口に外郎を伝えたなどと言われています。控えめな甘さで上品な風味を持つため、お土産や贈答品としても利用され、愛され続ける伝統菓子です。
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