【四国名物】高知ご当地グルメ5選|皿鉢料理やウツボ、カツオのたたきなど!

【四国名物】高知ご当地グルメ5選|皿鉢料理やウツボ、カツオのたたきなど!

四国の南半分を占め、太平洋に面している高知県。黒潮が流れる高知県の沿岸部ではカツオやサバ、ウツボなどさまざまな魚介類が水揚げされ、よく食べられてきました。なかでもカツオは日本一の消費量で、「カツオのたたき」が名物として知られています。また、「鍋焼きラーメン」や「味噌カツラーメン」などユニークなご当地麺も豊富です。

大皿にたくさんの料理を盛りつける「皿鉢料理」

大皿にたくさんの料理を盛りつける「皿鉢料理」

「皿鉢(さわち)料理」は、36〜39センチの大皿に食べ物を盛りつける様式のことを指し、冠婚葬祭などの席で食べられてきました。さまざまな盛りつけ方があり、カツオのたたきなどの刺身を盛りつけた「生」、姿ずしや巻きずしを盛りつけた「すし」、すしに加え揚げ物や甘い物まで盛りつけた「組み物」などの種類があります。
皿鉢料理は社会的地位の象徴でもあり、裕福な家庭では有田焼や九谷焼などの高級皿に食べ物が盛りつけられていました。

高知の定番料理「カツオのたたき」

高知の定番料理「鰹のたたき」

「カツオのたたき」はもともと漁師メシであり、「皿鉢料理」に欠かせない一品。皮つきのカツオの表面を軽く火で炙り冷水で締めてから、刺身よりも厚めに切り、塩をかけます。塩がカツオに馴染むように叩いたら、ニンニクの薄切りやネギなどの薬味をのせてポン酢や醤油をつけていただきましょう。3月〜5月に水揚げされる「初ガツオ」、9月〜11月に水揚げされる「戻りガツオ」といった旬のカツオでつくったカツオのたたきは絶品です。

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実は身近な食材「ウツボ」

実は身近な食材「ウツボ」

ヘビに似た凶暴な魚「ウツボ」ですが、実は上品な味わいの白身魚として、高知県では古くから親しまれています。ウツボは淡白で身がしまり、やわらかくほどよい弾力で絶品です。調理法も幅広く、すり身天ぷら、唐揚げ、干物やたたきなど。さらにウツボは栄養価が高く、良質なたんぱく質とコラーゲンも豊富に含まれているため、美容にも効果的な食材として愛されています。

日本一の熱さ!「鍋焼きラーメン」

日本一の熱さ!「鍋焼きラーメン」

日本一熱いと言われている「鍋焼きラーメン」。昭和20年代に須崎市の食堂が冷めないようホーロー鍋にラーメンを入れて出前をしたことがきっかけで、鍋焼きラーメンが誕生。次第にホーロー鍋から土鍋が使われるようになりました。鍋焼きラーメンのスープは鶏ガラとカツオ節を合わせた醤油ベース。具材はネギ、ちくわ、卵、鶏肉が入っています。お客さんが食べるときに丁度いいやわらかさになるように、麺は硬めにゆでられています。

名案から生まれた「味噌カツラーメン」

名案から生まれた「味噌カツラーメン」

「味噌カツラーメン」は味噌ラーメンにトンカツをのせたB級グルメ。高知県でラーメン屋をチェーン展開する「ラーメン豚太郎」が、以前経営していた食堂で人気だったカツ定食のトンカツをラーメンにのせればおいしいのではないかと提案したのが発祥と言われています。こってりとした味噌ラーメンにのった揚げたてのトンカツが絶品。まずはスープに染みる前のカツの食感を楽しみ、その後スープに浸ったカツを堪能するのがおすすめです。

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日本の主要な国際貿易港のひとつである「神戸港」が開港後、西洋の文化や習慣を取り入れた「ハイカラ文化」が日本に初めて広まった地域として知られる兵庫県。世界的ブランドの「神戸ビーフ」のほか、明石焼き、姫路おでんなどのご当地グルメが有名です。

text: TSURUTA Hinata KAMIISHI Kaoru

illustration: FUKAZOU

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