【中部】愛知グルメ5選|ひつまぶしや味噌カツ、小倉トーストなどの名物をご紹介
「なごやめし」を筆頭に地方色豊かなグルメで溢れる愛知県。東京や大阪、京都をつなぐ東海道や、数多くある港から入ってくる食材を使い、独自の食文化を築いてきました。一風変わった料理からみんな大好きなあのスイーツまで、代表的なご当地グルメをご紹介します!
目次
うなぎを使った贅沢な名古屋めし「ひつまぶし」
明治時代、名古屋市の料理店が「ひつまぶし」を提供したことが始まりです。ひつまぶしは炊いたごはんを保存する“ひつ”の中で、関西風うなぎの蒲焼とごはんを“まぶし”(まぜあわせ)て食べます。もともと、ひつに入ったうなぎの蒲焼とごはんはお客さんの目の前でまぶされていました。やがて、現在のように一人用サイズのひつで提供されるようになり、客が自らごはんとうなぎの蒲焼をまぶして食べるスタイルに。
ひつまぶしはそのまま食べるだけではなく、薬味やわさびをのせたり、お茶漬けにしてアレンジしながら食べる料理です。
▼▼ひつまぶし用のうなぎ!?▼▼
甘辛ダレが病みつきに!「手羽先から揚げ」
昭和30年代にスープの出汁として使われていた鶏の手羽先肉を揚げ、タレをからめて食べたことがルーツです。
下味のついた手羽先を二度素揚げしてから、甘辛ダレやスパイスで味付けをします。初めは低温で、二度目は高温で揚げているので、外はカリッと、中はやわらかい食感に仕上がりに。手羽先は名古屋の居酒屋で食べることができます。また、デパ地下や駅にはテイクアウト専門店があり、お土産に最適です。
▼▼お家でも幻の手羽先を▼▼
八丁味噌の出汁が染みわたる「味噌煮込みうどん」
愛知県岡崎市でつくられる八丁味噌仕立ての出汁を使い、土鍋でうどんを煮込んだ「味噌煮込みうどん」。もともとは名古屋の家庭で食べられていた郷土料理であり、明治時代になってから飲食店で提供されるようになりました。小麦と水だけでつくった麺は、生の状態をそのまま煮込んでいるため、通常より噛みごたえがあるのが特徴です。最後に残った出汁にごはんを入れ、おじやにして食べるのが定番の食べ方です。
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名古屋の喫茶店定番メニュー「小倉トースト」
あんこの消費量&喫茶店の利用頻度が高い愛知県で大正10年ごろ、名古屋市の喫茶店『喫茶満つ葉(まつば)』で小倉トーストは誕生しました。喫茶店を訪れた学生がぜんざいにバタートーストを浸して食べていたことをきっかけに考案されたといいます。そこから、バターやマーガリンを塗った厚めのトーストに小倉あんがのっているのが基本のかたちになりました。
ちなみに、愛知県は「コーヒーぜんざい」や「しるこサンド」といった小倉あんを使ったスイーツも有名です。
濃厚味噌ダレでボリュームたっぷりのカツを!「味噌カツ」
ジューシーな豚カツの上に、ドロッと濃厚な豆味噌ベースのタレをかけた「味噌カツ」。
発祥については諸説ありますが、終戦直後、屋台でひとりの客が食べていた串カツをどて鍋の中に落としたのがきっかけという話が有名です。
現在では、名古屋の豚カツ専門店では定番メニューに並ぶほど人気のソウルフードになっています。味噌ダレの甘さやサラサラ感などはお店によって違うため、名古屋を訪れたらさまざまな味噌カツを食べ比べても楽しいですね。
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