【九州名物】熊本ご当地グルメ5選|馬刺し、からし蓮根、いきなり団子など!
北東部に阿蘇山、西部に有明海や八代海がある熊本県。漁業農作ともに恵まれた風土である熊本県では「馬刺し」、「からし蓮根」など自然の恵みを味わう料理のほか、熊本県の郷土菓子「いきなり団子」など、数々の郷土料理を生み出しています。
新鮮な馬肉を使った「馬刺し」
馬肉生産量日本一の熊本県で生まれた「馬刺し」。馬肉を薄く切り、薄切りのタマネギとすり下ろしたしょうが、ニンニクと一緒に甘口の醤油につけて食べます。馬肉は高タンパクで低カロリー、更に鉄分やミネラル、カルシウムなどの豊富な栄養が含まれています。ロースはやわらかく、ももはあっさりしているなど部位によって歯応えや味が異なるところも魅力のひとつ。熊本県では正月やお祝い事だけでなく、スーパーに馬刺しが並ぶなど日常的に食べられています。
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ピリッとした辛さ「からし蓮根」
「からし蓮根」は、蓮根の穴にからしを混ぜた味噌を詰め、ウコンと小麦粉を水でといた衣をつけ油で揚げた料理。1632年、体が弱かった熊本藩3代目藩主細川忠利のために、玄宅というお坊さんが体によい効果のある蓮根を使い、味噌とからしを混ぜたことがからし蓮根誕生のきっかけだと言われています。今でもからし蓮根はお酒のおつまみや、おせち料理の一品として食べられています。
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熱々のサツマイモとあんこの甘み「いきなり団子」
昔ながらの素朴な甘味「いきなり団子」。小麦粉を練って伸ばした生地に、1センチほどの厚さに輪切りにしたサツマイモとあんこを包んで蒸した郷土菓子です。“いきなり”は熊本弁で“簡単、すぐに、手早く”という意味。そのくらい短時間でつくれると言われています。
昔のいきなり団子は、サツマイモを生地に包み蒸しただけのシンプルなお菓子でした。現在では、生地に黒糖やよもぎを練り込んだり、紫芋やくるみを使ったりと、バリエーション豊富ないきなり団子がつくられています。
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団子を意味する「だご汁」
「だご汁」とは、小麦粉を水で練って、手で伸ばしちぎった団子を入れた汁物です。野菜と一緒に煮込んでいるので、栄養価が高く腹持ちも良く、古くから農作業の合間に食べられていました。“だご”は熊本弁で“団子”を意味します。
団子状ではなく、うどんのように生地を伸ばして切ったものを入れたり、茹でてつぶしたサツマイモを小麦粉と一緒にこねて団子にしたりと、地域や家庭によってだんごの形状や食感が違うのも魅力のひとつです。
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中国のスープ料理から生まれた「タイピーエン」
熊本県の中華料理では定番の「タイピーエン」。中国の福建省に伝わるスープ料理をもとに、日本の食材に置き換えてアレンジした料理です。鶏ガラ、もしくは豚骨でとった白湯スープを塩と醤油で味付けをし、白菜やタケノコ、キクラゲ、イカ、エビ、豚バラ肉などの具材に、水でもどした春雨を入れて煮ます。具沢山であっさりとした味わいのため、ヘルシーな中華料理として昼食やお酒の後の〆に食べられています。
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