
やきとりの食べ方|定番部位は? 塩・タレはどう選ぶ?
子どもから大人までみんな大好きなやきとり! 私ももちろん大好きなのですが、食べているのはいつもだいたい同じ部位……。「それじゃあまりにももったいない!」ということで、やきとり専門店に基本の部位や、おすすめサイドメニューまで幅広く聞いてきました!
入店からの過ごし方

※2022年10月より価格改定あり
入店して席に着いたら、まずはどんなメニューがあるか見てみましょう。専門店らしくとり刺から鍋料理まで多様な品揃えです。最初に食べるものを決めたら、お酒と一緒に注文です。
ちなみに、やきとりにおいて肉そのものを味わいたい人は塩、脂身の多い肉をよりジューシーに味わいたい人はタレがおすすめです。

注文したら、料理が来るまでに人数分の取り皿と箸を配ります。気づいたら率先してやりましょう。これでいつ料理が来ても大丈夫です。
炭火やきとりの魅力

今回取材した「鶏ジロー」では、炭火やきとりを提供しています。木炭から発生する遠赤外線が鶏肉の表面のみを加熱することで、外はカリッと中はふっくらと仕上がるのだとか。炭火から出る燻煙によって香ばしさも追加されるので、上品な味わいを楽しめます。
ではそんなやきとり、みなさんはどの部位を食べていますか? やきとり店に来たら食べてほしい、おすすめ部位をご紹介します!
▼▼やきとりを家でつくろう▼▼
やきとりの部位を知る
せせり

首の肉です。脂がのっていますがさっぱりしています。コリコリ食感が特徴です。鶏ジローではねぎ味噌でいただきます。
かしわ

手羽元です。高タンパク低カロリーですが、食感はジューシーです。こちらは塩で。
なんこつ

コリコリとした噛みごたえが特徴。胸骨の先にあるのがやげんなんこつで別名「かっぱ」、膝部分にあるのが膝なんこつで別名「げんこつ」です。塩焼きが基本です。
ササミ

胸肉の内側にある筋肉です。最も脂が少なく淡白な味ですが、その分多彩な味付けを楽しめます。わさび塩で。
ハラミ

牛のような横隔膜ではなく、腹壁の筋肉です。1羽から10gほどしか取れない希少部位です。せせりよりも弾力がある食感。塩焼きでどうぞ。
はつ

鶏の心臓です。1本に3羽分を使用します。比較的クセは少なく、大ぶりな見た目と濃厚で独特な食感が特徴です。こちらも塩で。
はつもと

心臓の根元にある血管部分で別名「心残り」。やわらかい弾力があり、噛めば噛むほど脂が出てきます。タレでいただくのが主流です。
ぼんじり

お尻の肉です。表面はパリッとしていて、しっかり脂がのっています。タレとの相性抜群です。
白レバー

脂がのったレバーです。臭みが少なく、なめらかな食感からくる味は高級食材フォアグラに近いと言われています。わさび塩でさっぱりと。
つくね

鶏ひき肉を団子状にして焼いたものです。味のバリエーションが豊富で食べやすく、子どもから大人まで好きな人が多いです。こちらはタレで。
ねぎま

鶏もも肉とネギを交互に串に刺したド定番。ネギの甘みとシャキシャキ食感が、プリプリの鶏もも肉によく合います。タレがおすすめ。
皮

鶏皮です。とろけるような脂とパリッとした香ばしさがやみつきになります。タレ・塩いずれも美味です。
ひと口にやきとりと言ってもさまざまな部位があり、それぞれの味わいがあります。ちなみに最後のつくね、ねぎま、皮はタレでご用意いただきました。ほかにも最近は、鶏肉以外の食材を串焼きにしているものも増えています。
ミニトマト

トマトは加熱すると甘味が増します。やきとりの合間に食べることでお口直しにもなりますね。
しいたけ

肉厚ジューシーなしいたけは、串焼きにぴったりな食材です。
鶏ジローにはほかにもナスやエリンギなどがありました。好きなものをチョイスしてやきとりと一緒に野菜も楽しみましょう。
やきとりの食べ方


基本、やきとりは串のまま食べるのがエレガントであり、つくってくれた人へ敬意を示すことになります。肉汁も逃げにくく、よりジューシーさを感じることができます。
一方で、串に刺さった奥の方が食べづらかったり、複数人でシェアしたかったりしたときなどは、串からはずして食べましょう。箸で鶏肉をホールドして、串側をひねるとはずしやすいです。

タレ・塩の味にひと工夫したいときは七味をかけましょう。量はお好みで。

食べ終わった串は卓上にある筒の中に。こうすれば片付けがしやすいです。
ここまでやきとりの食べ方を中心にご紹介してきました。ここからはやきとり店に来たからには食べてほしい、おすすめサイドメニューをご紹介します。
▼▼やきとりをお届け▼▼
サイドメニューを楽しむ
鶏レバ刺し

鶏レバーを生の状態でいただく料理です。やきとり店に来たら食べたい代表的なサイドメニュー。クリーミーでコクのある味は日本酒や焼酎との相性抜群です。
枝豆

こちらもおつまみの代表格です。複数人で来ているときは、みんなでつまめるのでおすすめです。
たたききゅうり

ポリポリとした食感とさっぱりとした味付けに、ついつい食べ進めてしまう料理です。
炙り鶏皮ぽん酢

炙った鶏皮の香ばしさとぽん酢の酸味がクセになります。
唐揚げ

揚げ物も食べたいですよね! お好みでマヨネーズやレモンといただきましょう。
お酒

やきとりと一緒に飲みたいのは、やっぱり生ビールとハイボール! やきとりをつまみに嗜めば、疲れも一気に吹き飛んじゃいますね。ツウな人は芋焼酎のソーダ割りなどを頼むそうです。

やきとり店に行く準備はできましたか? 気になった部位やサイドメニューがあれば、食べてみてください。きっと楽しい時間が待っていますよ!
※掲載情報は、2022年9月時点のものです。価格等は変更になる可能性があります。
一本一本、丁寧に串打ちしたやきとりと鶏料理を取り扱う居酒屋。鶏肉は鳥取県の大山どりを使用している。こだわりの塩と秘伝の味付け、炭火焼きの技法により、うま味がぎゅっと閉じ込められたやきとりは絶品。撮影協力は「炭火串焼 鶏ジロー 目白店」。