【九州】福岡グルメ5選|博多ラーメンやもつ鍋、ぐるぐる鶏皮などの名物をご紹介
福岡は平安時代から中国大陸や朝鮮半島の文化が流入し、国際色豊かな都市です。水炊きやからし明太子も近隣の国々から伝わってきたものであり、それらを使った独自の料理が生まれています。そんな福岡県で親しまれてきたご当地グルメをご紹介します!
目次
つぶつぶ食感とピリ辛が人気「からし明太子」
「からし明太子」はもともと朝鮮半島の食べ物。太平洋戦争期に、朝鮮半島で暮らしていた日本人が福岡に持ち帰って広めました。
朝鮮半島では、スケトウダラを「明太(ミョンテ)」と呼びます。そのため、福岡の人はスケトウダラの卵巣を「明太子」と呼び始めました。
からし明太子は塩漬けしたスケトウダラの卵巣を唐辛子の含んだ調味料で漬けてつくります。ごはんのお供やパスタに和えて食べるなどアレンジ方法が多くある食材です。
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ぷりぷりの脂がクセになる「もつ鍋」
もつは肝臓以外の内臓のこと。戦後の食糧が十分に確保できなかった時代、食用ではなかったもつをアルミ鍋で煮て、醤油をつけて食べたことが起源だと言われています。
鰹や昆布でとった出汁に醤油や味噌を加えたスープで、牛や豚のもつ、ニラ、キャベツ、鷹の爪を煮込みます。〆はちゃんぽん麺を入れるのが王道。お店で食べることはもちろん可能ですが、駅や空港などにお土産用も販売されています。
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バリカタ&替え玉が定番「博多ラーメン」
こってり濃厚なとんこつスープが特徴の「博多ラーメン」。博多初のラーメン屋台と言われるお店で、1940年頃から食べられていたといわれています。白濁したスープに細めの麺が入っているのが特徴。福岡の人は注文する際に「麺硬め」を意味する「バリカタ」を選ぶのが定番です。また、麺がなくなったら「替え玉」を注文すると、スープに麺を追加してもらえます。その際に卓上にあるラーメンのタレを追加したり、紅ショウガや辛子高菜をトッピングしたりして味変を楽しみます。
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特製甘ダレが病みつきに!「ぐるぐる鶏皮」
知る人ぞ知る福岡の隠れグルメのひとつ「ぐるぐる鶏皮」。1968年創業の焼鳥店の店主が、鶏皮が苦手な娘さんのためにつくったのが始まりと言われています。鶏皮のブニブニとした独特な食感をなくすため、薄くした鶏皮を串にぐるぐると巻きつけ、全体を満遍なく焼くことでカリッとする食感を生み出しました。特性の甘ダレを付け、余分な脂を落としながら焼き上げた鶏皮は何本も食べ続けてしまうほど病みつきになります。
濃厚な鶏がらスープがたまらない「水炊き」
「水炊き」はぶつ切りにした骨付きの鶏肉と旬の野菜を鶏がらスープで煮込む鍋料理。長崎の鶏肉料理が博多に伝わり、それを現地の人がアレンジしたことがきっかけで誕生したといいます。明治ごろから人気になり、周辺地域に広がっていきました。
白濁系と透明系などスープはお店によって異なり、具材はポン酢としょうゆを合わせたタレにつけて食べます。〆で残ったスープにごはんを入れ、雑炊を楽しむのが定番です。
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ごぼうが香るもちっと食感「ごぼう天うどん」
うどんがおいしい地域でもある福岡で、地元民から愛されているのが「ごぼう天うどん」。福岡特有のやわらかいうどんの上に、サクッと揚げたスティック状のごぼうの天ぷらがのっています。フワフワとしたコシのないうどんと、コリコリ食感のごぼうは相性バッチリ。魚介と薄口醤油の控えめな出汁にごぼうの天ぷらがひたひたに浸ると、ごぼうの風味が加わった濃厚なスープが味わえるのが醍醐味です。福岡のうどん店では定番人気メニューとなっています。
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