【関東】栃木グルメ5選|宇都宮餃子や日光湯葉、とて焼きなどの名物をご紹介
世界遺産の日光東照宮や外国人の避暑地として賑わった中禅寺湖など、観光スポットが点在している栃木県。海に面していない県ですが、鬼怒川(きぬがわ)や那珂川(なかがわ)が通っており、豊富な水と川魚に恵まれています。いちごやかんぴょうの生産量が日本一の地域のご当地グルメを見てみましょう!
目次
日本で初めて広まった餃子「宇都宮餃子®︎」
餃子といえば、宇都宮の名前が挙げられるほど有名。アジア太平洋戦争後、中国から戻ってきた日本兵が餃子を広めたことがきっかけです。宇都宮は餃子の材料である小麦やニラの産地で、夏は暑く冬は寒いのでスタミナ満点の餃子が盛んにつくられたと言われています。 宇都宮餃子はたっぷりの野菜が入った具を薄い餃子の皮で包んだもの。醤油とラー油などを合わせた各専門店オリジナルのタレにつけて食べます。
透き通るスープが特徴「佐野ラーメン」
佐野ラーメンは栃木県佐野市のご当地麺。佐野市は日本名水百選に選ばれた「出流原弁天池湧水(いずるはらべんてんいけゆうすい)」があり、上質な水に恵まれていることで有名です。 ミネラルを豊富に含んだ水を使ったあっさり醤油味スープで、ちぢれ麺が特徴的な佐野ラーメン。始まりは大正時代初期に中国人の料理人が青竹打ちラーメンを伝えたことです。
2月25日は佐野ラーメンの日とされており、特別サービスを行うラーメン店もあります。
歴史ある日光名物「日光湯波」
栃木県は京都と並ぶ、ゆばの名産地です。ゆばは鎌倉時代に中国から伝わったとされ、精進料理として食べられました。明治時代になると庶民にも広がりをみせたのです。京都では「湯葉」と表記されますが、日光では「波」という漢字を使い「湯波」と書きます。
日光湯波は豆乳を煮たときにできる表面の膜を金串で何重にも巻き上げるため厚みがあります。また、波打っている表面も特徴的です。煮物や鍋料理、刺身などさまざまな料理に使われています。なかでも、揚まき湯波の煮物は名物料理として有名。
日本初の研究所を開設!「いちご」
栃木県はいちごの収穫量日本一を誇ります。晴れの日が多く日照時間の長い冬の気候を生かしたいちごの栽培が行われました。いちごを専門に研究する「いちご研究所」が置かれ、品種開発やいちごの栽培について日々研究が行われています。「とちおとめ」、「とちあいか」、「とちひめ」、「なつおとめ」、「スカイベリー」、「ミルキーベリー」といった多種多様な品種が栃木県で生まれました。いちご狩りスポットやいちごを使ったスイーツを楽しめるお店がたくさんあります。
ふんわり生地の栃木スイーツ「とて焼き」
栃木県北部に位置する那須・塩原エリアにある塩原温泉郷。明治中盤、塩原温泉郷の交通手段のひとつが、トテ馬車でした。そのトテ馬車のラッパ型クラクションをかたどった食べものが「とて焼き」です。
栃木県那須塩原市は生乳生産額が全国2位。とて焼きの生地には那須塩原市産の牛乳と卵が使われています。一見クレープのような形ですが、カステラのようなふわふわとした食感が味わえるスイーツ。中身は果物やあんこ、そばなどお店によって異なる具材が包まれています。