タコスの食べ方|具材がこぼれない3本指ホールドとは?
「タコスって具材をこぼさず食べるの難しいよな……」。そう思って銀座のエシカルレストラン「ETHICA」を訪ねたら、想像を超えたタコスの世界を教えてくれました! そもそもタコスって何なの? どんな種類があるの? 知れば知るほどおもしろい、タコスの食べ方です!
タコスとは?
タコスはメキシコにおける国民食です。いわば、日本人にとってのおにぎりのような存在。にぎったごはんに具材を入れればなんでもおにぎりになるように、主食であるトルティーヤに具材をのせればなんでもタコスに様変わりします。そのためタコスの種類はつくる人や場所によって無限大に存在するのです。
「ETHICA」の一番のおすすめは出来立てで生地がやわらかく、アツアツな状態を食べること。そこに少量のサルサソースとライムを添えるのが理想です。今回はどんなタコスにも応用できる、基本の食べ方を3つご紹介します。
▼▼自宅でタコスを楽しもう▼▼
カルニタス
カルニタスはやわらかく煮込んだ豚肉を細かく刻み、トルティーヤにのせたタコスです。メキシコのミチョアカン州でよく食べられます。現地では休日のガッツリ朝ごはんや、ビールを飲むときに合わせて楽しまれます。
食べるときは玉ねぎやパクチーをのせ、キーライムを搾りましょう。
調味料をのせたら片手でタコスを持ってみましょう。親指と小指を手前に、それ以外の3本指は向かい側にしてタコスを挟みます。
こうすると中身がしっかりホールドされて、縦に構えても具材がこぼれません! 口にするときはなるべくタコスを机と平行に持ち、顔を傾けてかぶりつきます。
次のひと口にいくときは、小指をたたんで薬指を手前に構えます。親指はずっと固定のまま、残りのタコスの量に合わせて手前に運ぶ指を調整していきましょう。
タキートス
「小さいタコス」という意味のタキートス。カリッと揚げた生地の食感が特徴で、メキシコでは小腹が空いたときにサッと食べる家庭料理です。
上にのった野菜を皿に移し、片手にフォーク、もう片方の手にタキートスを持って調味料と混ぜていきます。
混ぜ終わったら、お好みの量をタキートスのてっぺん部分にのせて。そこからパクッといただきます。生地のパリパリ食感がクセになる、カジュアルなタコスです。
ケサディーヤ
トルティーヤにチーズを挟んで焼いたケサディーヤは、メキシコを代表するファストフードです。チーズが熱くてやわらかいうちに食べ始めましょう。
ケサディーヤが運ばれてきて最初にすることは、折りたたまれた生地をグバッと開くこと。
そこにお好みの具材をのせていきます。今回はアボカドをすりつぶしてつくるワカモレと、サルサソースを選んでみました。生地の中央にのせるのがおすすめです。
具材をのせたら再び折りたたんで、そのままひと口。あたたかいチーズとアボカドの風味、合わないはずがありません! モチモチなトルティーヤの生地も相まって、あっという間に完食です。
▼▼食べ方を実践してみよう!▼▼
今回ご紹介したタコスは、ほんのひと握り。まだまだたくさん存在し、メキシコで最も人気のあるタコスを決めるのは非常に困難です。紹介した食べ方をもとに多くのタコスを試して、自分だけのお気に入りを見つけてみてください!
※掲載情報は、2022年10月時点のものです。価格等は変更になる可能性があります。
「エシカル×伝統メキシカン」をコンセプトに掲げたレストラン。経産牛豚、オーガニック製品、通常は廃棄されてしまう規格外野菜などのエシカルな食材を使って、本格メキシカンを提供する。季節感のあるワインペアリングも話題。